筆記本

足を運んだもの

2019-01-01から1年間の記事一覧

自殺する男(菅田将暉主演・栗山民也演出「カリギュラ」)

わたしはこの戯曲についてあまり冷静に語ることができない。カリギュラはあの冬の夜を経験したもうひとりのわたしだった。あの狂気をわたしは知っている。それはわたしのなかに今もある純粋で理路整然とした狂気だ。 場面は貴族たちが話し合うシーンで始まる…

20191001 ハムレット@東京グローブ座

はじめてのグローブ座。思ってたよりもずいぶんこぢんまりした劇場だった。いつも森之宮ピロティホールだったからかな。3階席の下手。めちゃくちゃ見やすいじゃん!と思ったのもつかの間、座ると舞台の3分の1くらいが見えなくなった。数年前に韓国の劇場でエ…

20190707 Queer Animation Screening! 201Q クィア・アニメーション上映会@東京藝術大学大学院 馬車道キャンパス

東京芸術大学大学院映像研究科主催の企画。詳細はGEIDAI ANIMATION タイトルに「クィア」がついていて、しかもゲストはクィア理論を専門としてきた方だだったのでポスターを見てすぐ行くことを決めた。上映された作品のなかには分かりやすいものもあれば、全…

20190427 瀬戸内海のカロカロ貝@北沢タウンホール

恒例のハッピーガールっぷりを発揮した。何度トライしても取れなかったチケットを直前に譲っていただいて、かが屋の第2回単独公演を見てきた。めちゃくちゃ良かった。あまりにも良すぎて、なのにどこか胸が苦しくて、笑いながら泣いてた。 北沢タウンホール…

20190224 シアターコモンズ'19「可傷的な歴史(ロードムービー)」@ドイツ文化センター

1月に見たカタストロフと芸術のちから展で気になっていた田中功起の映像を見るために行ってきた上映会。青山一丁目ってはじめて行ったけど、思ってたよりいかつくない街だった。 映像は透明感があってうつくしい。ウヒとクリスチャンによる対話で、映像は進…

20190201 日韓女性とフェミニズムの現在地@本屋Title

なかば無理やり仕事を放り投げて、『82年生まれ、キム・ジヨン』の訳者である斎藤真理子さんと、『私たちにはことばが必要だ』の訳者であるすんみさん、小山内園子さんのトークイベントに行ってきた。 www.title-books.com 『82年生まれ、キム・ジヨン』を読…